忘れられない言葉の意味を考える
突然ですがあなたには忘れられない言葉はありますか?
私は去年の一月頃転職しようか悩んでいました。母親からいい占い師がいると聞いていたので正月休みの間に一度みてもらいました。
最初は半信半疑だったのですが、話をしている内に何か不思議な力を感じ気付けば私もその方の占いに引き込まれていました。
その時は奈良に住んでいたのですが、転職の相談をすると
『あんたはたくさんの人の縁を受け取れる。もっと人の多い都会に出ろ。』
と言われました。その後、転職をして言われた通り大阪の市内に住むことになるのですが、もともと大阪府出身とはいえ山奥の田舎で育った私に都会ははあまり落ち着きません。車が好きなのに駐車場代も高いし、家賃も高いし・・・。
引っ越してからちょうど1年が経ちましたが、もう少し都会から離れたところに引っ越そうかなと思ったときに、先ほどの言葉が頭によぎりました。
最初はなんで?と思ったのですが、頭から離れないので掘り下げて考えてみると、私は無意識のうちにかつての慣れ親しんだ田舎生活に戻りたがっていたことに気付きました。そして、その心の隅っこには慣れない都会生活から逃げようとしている自分も潜んでいました。
自分を変えるには傷つきや苦労が必要だと私は今までの経験から学んでいます。骨折した骨が強くなるように、筋トレで筋肉を傷めつけてから大きくするように、心の成長も同じです。
傷ついたり、ストレスで疲れた心を認め、癒してあげることで心も成長し、精神的余裕が生まれてきます。私はその成長を感じれてないまま都会から去ろうとしたがっていたのです。
もちろん本当に辛い時は逃げていいと思います。都会に残ることも、田舎に帰ることも、どちらも正解かもしれないし、失敗かもしれません。しかし、私には先ほどの忘れられない言葉が残っています。おそらくそれは自分のもっと深いところで「まだやれるよ。何も得られてないまま去るのはもったいないよ。」と言っているのだと思います。
そうやって自分の内面を深く掘り下げていった時、逃げたがっていた気持ちは消え、逆にもっと都心部のど真ん中で住めるまで頑張ってみようという気持ちに切り替わりました。
達成できるかどうかは置いといて、そういったモチベーションに自分で変えていくうえで自分の中で忘れられない言葉、どうしてもこびりついているアドバイスなどは一度なんで消えないんだろう?と掘り下げてみてはどうでしょう。
案外そういったところに自分の本質が隠れているのかもしれません。
今回のまとめ
忘れられない言葉を掘り下げてみよう。自分の中で消えないということは大事なもの、必要なものかもしれません。